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コンビニの成功は立地がすべてでしょうか
【質問】
コンビニエンスストアは、やはり立地がすべてでしょうか。
たとえ、どんなに商売の天才でも立地が悪ければ苦戦しますか。そして、どんなに商売の才能がなくても、立地さえよければ店は成功するのでしょうか。
また交差点で、道路を挟んで同じブランドのコンビニが出店しましたが、このような共食いみたいな出店方法もありなのでしょうか。ほかにも、コンビニがつぶれたあとにコンビニがオープンしたこともありました。
そして、コンビニに適した立地の条件を教えてください。どうぞよろしくお願いいたします。
【回答】
人が誰もいない砂漠のど真ん中に、店をオープンさせても売れないことは子供でもわかることです。
それだけ立地。とくに人や車が多く通る、集まっている場所選びは重要になります。
たとえば駅の近くでも向きがあります。帰宅途中に寄れるコンビニは繁盛しますが、逆ではあまり売れません。朝の時間のない、急いでいる出勤途中にたくさん買うひとは少ないですから。
わたしの考えでは、立地7、ブランド2、品ぞろえ・接客1です。
それだけ立地は大事。ただし、売れる場所とわかればライバルも出店してきます。そこで、同じオーナーが道路の反対側に出店し、ライバルが出店できないようにすることもあります。
立地がよく、売れる(ファンの多い)ブランドと組み、品ぞろえがよく、欠品が少なければ売れないほうがおかしいわけです。けれど立地や環境は変化します。
潰れた店のあとに、また新たな店ができることもあります。もともと商圏調査で「売れる場所」と判断したから店を出したわけですから、売れる可能性は高いのです。最初の店がつぶれた理由が「売れないから」でなく、スタッフが集まらずオーナーが体調を崩してしまったのかもしれません。
さいごにコンビニに適した立地ですが、2種類あります。
・大きな道路沿い
・人が密集しているところ(住宅街、駅、大きな工場付近など)
です。
大きな道路は、たくさん自動車が通ります。とくに国道と生活道路の信号のある交差点の角地で、自動車が入りやすい立地は最高です。
また駐車場が広ければ、トラックの運転手さんも寄ってくれます。トラックの運転手さんは、たくさん買ってくれます。ただし喫煙者の場合、タバコが置いてないと次は絶対に寄ってくれません。注意が必要です。
なお、制限速度が速い道路。渋滞が日常的に発生する場所はおススメしません。前者は通り過ぎてしまいますし、後者は先を急ぐので店に寄ってくれません。寄ってもトイレ目的だったりします。
人が密集している地域、集まるところに店を出す必要性は説明するまでもありませんよね。