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精度の高い発注とロス対策
【ファストフードは、コンビニの主力商品】
コンビニエンスストア(CVS)の店内には、約3000種類以上の商品が存在します。そして、一年でだいたい70%の商品が入れ替わっています。
約3000種類のうち、約40%がファストフード、日配食品、加工食品などの食品類です。
そして、サンドイッチ、弁当、おにぎり、おでん、中華まん、惣菜などのすぐに食べられるファストフードは、コンビニの売上の30%を占める主力商品です。
【ファストフードの弱点】
すぐに食べられるファストフード。売上の主力となるファストフードの発注には気をつかいます。
なぜなら、ファストフードは賞味期限が短いから。さらに天候など、いろいろな条件で売れ行きが変化します。
売れ残ると捨てます。そう廃棄です。廃棄ロスは、店の利益を減らします。だから、とくにファストフードの発注には神経を使います。
【発注の好循環と悪循環】
賞味期限の短いファストフードの発注を抑えれば、廃棄ロスも少なくなるのでは・・・。そう考えるオーナー(経営者)もいます。「残るより、売り切れたほうがいい」と考えて、わざと発注を減らします。
廃棄ロスを恐れ、ファストフードの発注を抑えたらどうなるでしょう。
欠品が増加し、機会ロス(チャンスロス)が発生します。欠品が続くと、お客様は店に来なくなります。欲しい商品が二度ないと、来なくなるという説もあるくらいです。
売り切れ(欠品)はお店側の満足でしかありません。お客様にとっては不満であり、店にとってミスです。
・発注の悪循環
廃棄ロスを恐れ、発注を抑える。欠品が増加する。お客様が離れる。販売量が減少する。そしてまた発注を抑える。さらに欠品が増加し、お客様が離れます。まさに悪循環です。
・発注の好循環
発注の悪循環を避けるには、ある程度の廃棄ロスが出ることを覚悟して、強気の発注を行います。
ボリューム感あふれる陳列をして、お客様の購買意欲を高めることで、販売量が増加し、発注する量を拡大します。これが発注の好循環となります。
もちろん、無謀な発注は大量の廃棄ロスを生みます。コンビニの仕入れの基本は、納品のトラックが来る前に、売り場にそれぞれの商品が一個ずつ残っていることです。
【鮮度管理は最新の注意を払う】
コンビニエンスストアは、ファストフード(食品)の取り扱い比率が高いため、鮮度管理に細心の注意を払います。
コンビニ基本原則である品切れ防止、クレンリネス、フレンドリーサービスとちがい、鮮度管理は食中毒の発生など、お客様に直接、危害を及ぼす危険性があるためです。
【ロスに敏感であれ】
コンビニで発生するロスは、以下となります。
・売り場で発生するロス(値下げ、廃棄、万引きなど)
・廃棄ロス
・値下げロス
・返品ロス
・棚卸しロス(品減り)
・品切れロス(機会ロスにつながる)
【売れない店ほど店長が一人で発注をしている】
コンビニでは、毎日1000種類の発注があります。
1000種類の発注が終わるまで、一人では何時間もかかります。体も疲れ、頭もボーっとしてきます。売れない店ほど、こんな状態の店長が一人で発注しています。
何も考えずにした発注は、大量の機会ロスや廃棄ロスを生みだし、その結果、さらなる客離れを生み出します。